鹿野苑ギフトショップのブログ

インドのお話とベジタリアンメニュー

インドの華麗な結婚式 その4 “結婚の儀式”

2日目の夕方近くから、いよいよ結婚の儀式に進んでいく。

バラートと言う行列。

以前は新郎が白い馬や馬車に乗って、

その周りを楽団と親戚縁者が踊りながら新婦の所へ向かう

と言うものだったと思うが、

最近はスタイルも変わってきている。

 

今回はホテル結婚式なので新郎新婦はオープンカーに乗って登場❣️

(新郎新婦の正面の写真は、インドの華麗な結婚式のその1の上の写真)
オープンカーを先導するのは、賑やかなドラム隊。

実は新郎新婦は、すでに2回も結婚式を挙げている。

再再婚?、という訳では無く、

1回目は5ヶ月ほど前に、

親族だけで僧侶を呼んで簡単な儀式をし裁判所でサインをした。

 

2回目は、1ヶ月ほど前に、

ヒマラヤの麓にあるシバ神と女神パールヴァティーが結婚式を挙げた

というお寺の由縁のお寺で。

 

これは新郎の両親の夢だったようで、

でも1ヶ月前はまだとても寒いので

ヒマラヤのお寺には入山できなかったため、

麓の元のお寺と繋がりのあるお寺で、

新郎の両親と新郎新婦で厳かに儀式を行ったよう。

シバ神とパールヴァティーが結婚式を挙げたお寺の由縁のお寺で

結婚の儀式を行うとは、

至れり尽くせりで、姪は本当に幸運で幸せな子だと思う。

と言うことで、今回の結婚式は披露宴がメイン。

 

ドラム隊の賑やかに華やかなドラムの音に先導され、

新郎新婦が乗ったオープンカーはゆっくりと進んで行く。

 

そして参列者は、

ダンス、ダンス、ダンス💃

もう、みんなエキサイティングで踊り出す。💃💃💃

前方には移動舞台があって先導している。

新郎新婦の家族が上に上がって踊る。💃

シンガーが歌う、歌う、歌う。

 

紙吹雪が舞う

紙吹雪は、落ち葉を舞い上がらせる様なマシンで、

ピュ〜と空に舞い上がらせると、

「ワァ〜〜‼️‼️😃と言う感じ。

結婚式でのドレスコードは、伝統衣装。

女性はサリーかレヘンガ、

男性はインドスタイルのスーツか普通のスーツ。

そしてターバンを巻く。

 

ターバンと言うとシーク教をイメージすると思うが、

シーク教だけで無く、この時のターバンの巻き方は
マハラジャ(マハラジャはインドの藩王)かな?

ラジャースタンと言う西の砂漠エリアの人たちの

ターバンの巻き方もある。

ターバンを巻くと、インド人ぽさが一気に増す。

  

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このバラートと言う結婚式の行列を初めて見た時、

もう35年ほど前の話だが、

白い馬に乗った新郎の前を、

今と同じく賑やかな楽団が音楽を奏でていて、

親戚縁者が踊っていると言うのは今と変わらない。

だが、

その前方には、アルバイトで雇われたであろう村の人々が

頭の上に蛍光灯を乗せて歩いていた。

四角い箱の上に蛍光灯を差し込んで、

電気の線は蛍光灯が差さっている箱につながっていて、

線が繋がった先には発電機があって、

ダッダッダッダッダ、、、、と大きな音を出している。

繋がった感じは日本のお祭りの山車みたいなのだが、

蛍光灯が直立して歩いていると言う姿に

私は仰天した。😮

 

日本なら、(最近蛍光灯はあまり見なくなってきたが、)

普通は壁や天井に張り付いているもので、

それが歩いているなんて、、、

ビックリした。🫨

 

確かに行列の周辺は明るくなってはいた。

でもそこに牛が一頭乱入して来て列が乱され、

整然と並んで移動していた蛍光灯が乱される。

それがちょっと面白かった。😆

 

インドでは、外の木にも蛍光灯が縛り付けられているのを

見かける時もあったが、

さすがに最近は前より見かけなくなったと思う。

 

また、私のデリーの家は、

周辺に結婚式場がずらっ〜と並んでいる。

インドの結婚式は夜行われるガーデン結婚式なので、

どこでも広いガーデンがある。

結婚式のシーズンはバラートの行列で白いお馬さんもよく見かける。

 

ある日、うちのすぐ横でその白いお馬さんが仔馬を産んだ。🐎

これまたビックリ❗️
いや〜、出産間近のお馬さんを仕事に使ってたのですね〜。

さすがにもうお仕事はできないので、

トラックが来てお馬の親子はトラックに乗って帰って行った。

 

長年インドを見て来たが、

それでも今だにびっくりする場面を見かける。

 

今日も見た。

デリーで、普通に車がビュンビュン走っているメイン道路で、

荷車を引いた馬が走っていた。

「わ〜、こんな道路に荷車引いた馬、走らせているんだ〜!」😧
御者もちゃんといた。

自動車の方が適当に避けるのだろうが。

こう言う突拍子の無い事を目にするところが

インドの面白いところでもあり、

それはそれでテキトー感がいいところでもあると思う。

 

結婚の儀式は、つづく。