2日目の夕方近くから、いよいよ結婚の儀式に進んでいく。
“バラート”と言う行列。
以前は新郎が白い馬や馬車に乗って、
その周りを楽団と親戚縁者が踊りながら新婦の所へ向かう
と言うものだったと思うが、
最近はスタイルも変わってきている。
今回はホテル結婚式なので新郎新婦はオープンカーに乗って登場❣️
(新郎新婦の正面の写真は、“インドの華麗な結婚式”のその1の上の写真)
オープンカーを先導するのは、賑やかなドラム隊。
実は新郎新婦は、すでに2回も結婚式を挙げている。
再再婚?、という訳では無く、
1回目は5ヶ月ほど前に、
親族だけで僧侶を呼んで簡単な儀式をし裁判所でサインをした。
2回目は、1ヶ月ほど前に、
ヒマラヤの麓にあるシバ神と女神パールヴァティーが結婚式を挙げた
というお寺の由縁のお寺で。
これは新郎の両親の夢だったようで、
でも1ヶ月前はまだとても寒いので
ヒマラヤのお寺には入山できなかったため、
麓の元のお寺と繋がりのあるお寺で、
新郎の両親と新郎新婦で厳かに儀式を行ったよう。
シバ神とパールヴァティーが結婚式を挙げたお寺の由縁のお寺で
結婚の儀式を行うとは、
至れり尽くせりで、姪は本当に幸運で幸せな子だと思う。
と言うことで、今回の結婚式は披露宴がメイン。
ドラム隊の賑やかに華やかなドラムの音に先導され、
新郎新婦が乗ったオープンカーはゆっくりと進んで行く。
そして参列者は、
ダンス、ダンス、ダンス💃
もう、みんなエキサイティングで踊り出す。💃💃💃
前方には移動舞台があって先導している。
新郎新婦の家族が上に上がって踊る。💃
シンガーが歌う、歌う、歌う。
紙吹雪が舞う
紙吹雪は、落ち葉を舞い上がらせる様なマシンで、
ピュ〜と空に舞い上がらせると、
「ワァ〜〜‼️‼️」😃と言う感じ。
結婚式でのドレスコードは、伝統衣装。
女性はサリーかレヘンガ、
男性はインドスタイルのスーツか普通のスーツ。
そしてターバンを巻く。
ターバンと言うと”シーク教“をイメージすると思うが、
シーク教だけで無く、この時のターバンの巻き方は
マハラジャ風(マハラジャはインドの藩王)かな?
ラジャースタンと言う西の砂漠エリアの人たちの
ターバンの巻き方もある。
ターバンを巻くと、インド人ぽさが一気に増す。
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この“バラート”と言う結婚式の行列を初めて見た時、
もう35年ほど前の話だが、
白い馬に乗った新郎の前を、
今と同じく賑やかな楽団が音楽を奏でていて、
親戚縁者が踊っていると言うのは今と変わらない。
だが、
その前方には、アルバイトで雇われたであろう村の人々が
頭の上に蛍光灯を乗せて歩いていた。
四角い箱の上に蛍光灯を差し込んで、
電気の線は蛍光灯が差さっている箱につながっていて、
線が繋がった先には発電機があって、
ダッダッダッダッダ、、、、と大きな音を出している。
繋がった感じは日本のお祭りの山車みたいなのだが、
蛍光灯が直立して歩いていると言う姿に
私は仰天した。😮
日本なら、(最近蛍光灯はあまり見なくなってきたが、)
普通は壁や天井に張り付いているもので、
それが歩いているなんて、、、
ビックリした。🫨
確かに行列の周辺は明るくなってはいた。
でもそこに牛が一頭乱入して来て列が乱され、
整然と並んで移動していた蛍光灯が乱される。
それがちょっと面白かった。😆
インドでは、外の木にも蛍光灯が縛り付けられているのを
見かける時もあったが、
さすがに最近は前より見かけなくなったと思う。
また、私のデリーの家は、
周辺に結婚式場がずらっ〜と並んでいる。
インドの結婚式は夜行われるガーデン結婚式なので、
どこでも広いガーデンがある。
結婚式のシーズンはバラートの行列で白いお馬さんもよく見かける。
ある日、うちのすぐ横でその白いお馬さんが仔馬を産んだ。🐎
これまたビックリ❗️
いや〜、出産間近のお馬さんを仕事に使ってたのですね〜。
さすがにもうお仕事はできないので、
トラックが来てお馬の親子はトラックに乗って帰って行った。
長年インドを見て来たが、
それでも今だにびっくりする場面を見かける。
今日も見た。
デリーで、普通に車がビュンビュン走っているメイン道路で、
荷車を引いた馬が走っていた。
「わ〜、こんな道路に荷車引いた馬、走らせているんだ〜!」😧
御者もちゃんといた。
自動車の方が適当に避けるのだろうが。
こう言う突拍子の無い事を目にするところが
インドの面白いところでもあり、
それはそれでテキトー感がいいところでもあると思う。
結婚の儀式は、つづく。